はじめに大体どんな感じのを作るのかを決めます。
今回(でんこちゃんの本「じゃん！」Vol.14)では表紙カラー、本文4枚での構成を計画しました。
内容は4Pのマンガと、その解説で1P、4コマ1P、はじめに、おわりに(おくづけ)各1Pと構成を決定。
ながし勝ち馬投票カードの裏にこんなかんじのものを書いてページ割を計画します。
ちなみに右の○印はページが完成したらつけます。

今回は4Pのショートを描くということで、大体のプロットします。ページとそのページでの進み方をここで調整します。
こんなかんじですね。
ちなみにそこに描いていある絵は単なる落書きで、お話とは関係なかったりします。

いちおうどんな感じになるのかをコマ割をおおまかにやってみます。
これは普通の紙に描きます、とりあえず「プロジェクトペーパー」っていううすい網目の入っている紙を使っています。
4P漫画の1ページ絵コンテ
4P漫画の2ページ絵コンテ
4P漫画の3ページ絵コンテ
4P漫画の4ページ絵コンテ
４コマは、「あずまんが大王」１巻の048ページが元ネタ。
４コマのページ

うえまつくんは絵が空間把握能力が無いので、とりあえず本番で描く前に参考用の絵を描きます。これはスケブに描きます。
実ははじめ「練習１」のページしか描いていないで下書きに入ったのですが、どーしてもここで練習していない絵が描けなくって 結局全部のカットを描くことになったりしました。
ちなみに電柱についている金具(装柱)とかも描いていたりします。
練習１
練習２
練習３

漫画原稿用紙にしたがきです。0.7mmのシャープペンシルを利用しています。
ちなみにこういうページを作る予定など無かったので、１ページ目しかありません。
１ページ目だけ偶然スキャンしてあったのです。ほかは原稿はしたがき後そのままペン入して、消しゴムかけちゃってますからねぇ。
4P漫画の1ページしたがき

項目5でしたがきしたものにGペンでペン入れします。ベタ塗りは、コンピュータで処理しづらい「つやベタ」のみベタ入れします。
4P漫画の1ページのペン入れ
4P漫画の1ページのペン入れ
4P漫画の1ページのペン入れ
4P漫画の1ページのペン入れ
4コマ漫画ののペン入れ

だいたいこの作業をはじめるのはイベント前日の朝ごろになります…。
ペン入れしたものを1枚づつスキャナーでスキャンします。大体360DPIでスキャンしてます。
本当は白黒原稿の場合、もっと解像度が良いほうが良いんでしょうね。
そして、明るい暗いのトーンをつけて塗りつぶします。
ここら辺はフォトレタッチソフトを使っていますね。
1.トーン処理
その後、ポスターとかを作ったり面つけをする用のソフトウエアで、先ほど作った絵と登場人物のセリフ等の文字をのせます。
2.植字とか
ここで気づかれた方もいるかと思いますが、4Pマンガの1ページ目は左右逆さにしております。
これは、右とじの本の5ページにあたるところなのですが、メインとなる登場人物(でんこちゃん)が開いた本の中央にうずまってしまって、そしてベランダの壁が寂しくなってしまうので、ぎゃくにして構成しています。
たまたま逆にできるようなページでよかった・・・・
同様にカラーページもフォトレタッチソフトで色塗りをした後、本のタイトルなどを入れます。
3.カラー表紙の編集

カラーはカラーインクジェットプリンタで、白黒本文はレーザプリンタで出力します。紙はカラーはインクジェット用スーパーファイン紙、白黒は普通のコピー紙を利用します。

このとき大体コミケ前日の夕方の5時ごろですね。
コンビニエンスストアに行ってコピーでです。バイクに乗って3番目に近い(笑)7-11へいきます。
これが結構大変で、
「すいませ〜ん、紙が終わっちゃったんですけどー」
「すいませ〜ん、お金が入らなくなったんでコインタンクいれかえてくださーい」
「すいませ〜ん、お金くずしてくださーい」
「すいませ〜ん、トナー終わっちゃったんですけどー」
といろいろあるわけです。何せコピー枚数700枚以上ですので。
この後、また紙がなくなったので、別の7-11に行ってはしごコピー。
3件まわってやっと終了。

このときはもう12時近い…
ひたすら紙を折って並べてホッチキス！！
今回は後輩がいてくれたので2人でやりました。

夜中の2時頃終了。
この後、シールつくりとかPOPつくりとかしたくをして寝ないでコミケへ出発。